「この瞬間、ぼくは生きている。」
「ウォールフラワー」☆☆☆
居場所を作るのは大変だ。
必要なのは、誰かの横に座る勇気。
それは、ピタゴラスイッチ始まりの合図。
壁際に立っているだけ、目立たないように過ごそうとしていた高校時代。
少しの勇気で、かけがえのない友人たちと出会う。
僕の居場所は、間違いなくここにあった。
物語は人が織りなすものだ、
と当たり前に実感した。
自由に見えても苦痛の過去があったり、
優しくみえてもそれは見せかけだったり、
誰しも感じて、抱えて、飲み込んで生きている。
それがぶつかって、交じり合ったときに、
また新しい感情に立ち向かわされる。
「この瞬間、ぼくは生きている。」
そういう瞬間に何度出会えるだろう。